はじめに

私は生まれつき左耳が潰れており、聴力もありません。これは未だ良い方で、多少の不自由はあるものの、片耳が聞こえれば割と健常者に近い生活は送れます。
問題はこれに加えて30代になってすぐに糖尿病になってしまったことです。これは生涯食べ物を始め生活に制限が生じ、合併症に苦しむということを意味します。

負った重さで言えば、全盲、手脚欠損等、より重いものは様々ありますが、私にとってはこれでも人生を考えた際にハンデを感じてしまう訳です…。

もちろんこれは私にとっての主だった例で、普段の何気ない生活でも、賃金が上がらない、資格に合格出来ない、受験が上手くいかない、結婚したいのにできない、職場に足を引っ張るだけの役立たずな上司、同僚がいる…等々、小さいことも含めて誰しも何かしら日々人生の不条理に向き合っているのではないでしょうか。

そのまま状況に流されて生きて行くのも一つの生き方かとは思いますし、その人の人生なので否定もしません。

しかしながら、大した価値も無いヒト一匹の人生、でも一度しかないであろう人生、少しでも幸福を感じられる為にはどうすべきだろうか…。
幸せなど所詮は主観的なものであり、他人に理解されようとも思いませんが、私は少しでも状況を好転させて自分なりの幸福を得るべく、この人生の不条理に対して抗ってみることに決めました。

このブログはそんな人間の「抗いの日々」を綴った記録です。