遂に糖尿病網膜症の発症か?

 職場の健診で眼底検査に異常が見つかり、病院へ。いよいよ糖尿病の合併症が表に出てきてしまったのかと気が気でない。

異変

職場の定期健診の内、眼底検査の結果で”D判定(異常あり)”となりました。「出血の疑い有、病院受診し詳細検査されたし」とのこと。私は糖尿病を患っているので、当然ながら糖尿病網膜症1のことは知っており、ついに来てしまったかと目の前が暗くなりました。ただ、そこまで視力異常の自覚症状がなかったのが少し気になりました。

 糖尿病に罹患した時点で、いずれは合併症でどこからか身体が蝕まれていくのだろうとは覚悟していましたが、最初に目をやられるのはできれば避けたかったのが正直なところです。現代の生活では視覚から得る情報が大部分ですし、個人的にも目を使う趣味がほとんどで・・・。

  1. 腎症、神経症と合わせて糖尿病三大合併症と呼ばれ、網膜内の血管が詰まったり傷ついて出血を起こし、進行すると視力低下を起こし、最悪失明に至る ↩︎

眼科受診

 久しぶりに行きつけの眼科へ。久しぶりというのは本来は定期的に受診して進行具合を検査するべきなのですが、サボっていて1年以上行っていませんでした。それもあって、今回の健診結果は余計にヤバいなぁと感じていました。

 定期受診をサボっていたのには言い訳がありまして・・・。眼科で検査する場合には瞳孔を無理やり開く処置(点眼薬)をするのですが、これが比較的効果が長く半日以上瞳孔が開いたままになってしまいます。この状態だと、目の絞りが効かない為、ピント調整ができず、結果本を読んだり細かい作業をすることが出来ません。また、目に入ってくる光量が多くなるので、夏場など屋外では眩しすぎて目を開けていられない状態になります。車の運転もするなと注意を受けますし、動画の視聴やゲームもかなり困難な為、私がやりたいことの大部分が満足に出来なくなります。そして、サラリーマン故に原則休日は土日な訳で、受診は土曜AMにほぼ限定され、土曜日の午後が実質丸つぶれになってしまうのです。平日受診できれば夕方ギリギリに受診して早めに寝てしまうという手段も取れるのですが。

 今回は渋ってられる状況ではなかったので、素直に土曜AMでも受診しました。

診断結果

開口一番、「かなりご無沙汰ですね、ちゃんと来ないと駄目ですよ」と医師に言われ、これには何も言い返せません。「糖尿病網膜症については眼科は先手を打って治すことは出来ない、定期的に進行を確認してなるべく進行が遅くなるようにするだけ」これも良く言われますが、正にその通りです。

 そして、いつも通り瞳孔を開いて暗がりで目の中を覗き込んで貰い、様々な方向に指示通り眼球を動かして網膜血管の状態をチェック。結果は、”前回診察時から大きな変化なし”つまり、現状は網膜症の進行は見られないとのこと。ほっと胸を撫でおろしました。

 職場の健診で出血の疑い有とされたのは、おそらく血管が重なったのがそう見えたのだろうとのこと。健診はあくまでも精密検査ではないし、安全側に判断されることが多いようです。要は、疑わしければとりあえず病院に行かせるという考えのようです。職場としては、なるべく従業員に不利益を与えまいとしている訳で、立場を考えれば致し方なしでしょうか。

 何はともあれ、ひと安心。まだ視力を使ってやりたいことがいろいろとありますから・・・。ただ、すこしでも健康寿命を伸ばそうと思ったら定期的な受診はすべきだと改めて感じました。
 皆さんもお気を付け下さい。

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